今日はうれしかったのに、そのあと大ショックだったお話です。
五月も半ばになり、高速道路沿いのレンギョウ、コデマリ、ヤマツツジも一通り終ったころ、ひと際目立つ美しい花があります。
その花の名前を知らなくて、一時期はオオハンゴウソウかな!?と思ったけれど、どうやら違うらしいということだけ認識していました。
ブログをはじめて、この時季は是非写真に収めたいなと思っていましたが、通りすがりに見かけるけれど、高速道路沿いくらいで、最近はあまり見なくなったかなと思ってあきらめていました。すると、運転中にわぁーっと咲いているところをみつけました。
ああ、でもそこも大きな道路沿いだし、先を急いでいたので、撮ることはかないません。と、思ったら帰り道のその反対側の側道の脇にみつけました。
そうして、この道を進んで行くとだんだんに花は増えて行き、さらにもう少し先に行くと、こんな場所がありました。
車を停める場所もあったので、いっぱい撮ることができました。
ああ、良いものを見れた!大満足!!と思って、ブログ更新しようと思ったら…。。。
ああー、「オオキンケイギク」は特定外来生物に指定された16種類の植物のひとつなのだということをはじめて知りました。
- 環境省のページ → 特定外来生物の解説:オオキンケイギク [外来生物法]
ええーっ、こんなにきれいなのにーーー。
毎年、楽しみにしていたものが、カミツキガメやブルーギルと一緒なのでしょうか???
調べてみると、<以下、環境省や都道府県のページ等からほぼ引用しています。>
初夏に咲く美しい花が全国に広まり自然環境を悪化させています。その花は明治に観賞用に輸入された北米産のオオキンケイギク(大金鶏菊)です。堤防や河川敷などに5月から7月にかけ黄色い花を咲かせ一面黄色いじゅうたんを敷き詰めたように綺麗に咲き誇ります。これが繁殖力が強く日本在来種の草花を追いやり、日本古来の風景を変え、生物多様性を損なう恐れがある、というものです。環境省がオオキンケイギクを特定外来生物に指定し、法律で栽培・運搬・販売などを禁止しています。違反すると個人は最高懲役3年以内、300万円以下の罰金。企業は1億円以下の罰金が科せられます。ご注意下さい。多年草ですから毎年根気よく駆除する必要があります。
駆除しなければ…と言われても、なかなか気持ち的には納得できない気もしますね。
でも、いろいろ読み進んで行くと、法面がオオキンケイギクで覆われるとがけ崩れや土砂災害も引き起こす…等々と、今もつめ跡があちこちに残る昨年のことを思い起こしました。
特に九州地方環境事務所のこのページの「チラシ資料」がわかりやすかったのと、
エスペックミック㈱さんのページ
オオキンケイギクからチガヤ群落へ | エスペックミック株式会社
等々読むと、かなり納得はしたのですが、もしかしたら、もう来年はこのあたりもすべてなくなっているかもしれないので、写真にのこさせてくださいね。
かなりショックは大きかったし、考えさせられましたね。
ご存知の方も多かったのかもしれませんが、ほんとうにまったく知りませんでしたので、あえて写真ものせました。好んで広めたのも私たちなのにね。
この頃、晴れた日の空がとても美しい日が多いのですが、今日はとびきり美しいと思いました。田圃の上の空をおとどけしますね。写り込んでいます。
美しいけれど、悲しい花のお話でした。