はじめてその場所を通ったのは、黄昏時で世界が菫色に染まった頃のこと、そこかしこにとても良い香りが漂っていて、少し先を急いでいたのですが思わず立ち止まってしまいました。
見上げると、なんと立派なロウバイ(蝋梅)の木でしょうか。
先日、Paradisiaさんが記事にされてました。美しい写真でとてもわかりやすく印象的に蝋梅をご紹介くださいました。
この記事を拝見していたことが、どこか心に留まっていたのもあって、先週の雨あがりの朝、わずかの時間にもう一度見に行ってみました。
黄昏時には、ソシンロウバイ(素心蝋梅)かと思っていたのですが、違っていました。
雨上がりだから、まあるくなっているのか、黄色というよりクリーム色のようで、中には紅色のまだら模様があります。
これからが見頃となって、ひらくのでしょうか。わずかにひらいている花もありました。
おっと、蓑虫のような立派な実もいくつもついていましたよ。
それにしてもなんとたくさんの蝋梅の花でしょう。
あとから、さらに調べてみると、原種系の蝋梅なのかもしれません。
違う道から戻ると、さらにたくさんの蝋梅の木に出会いました。
また雨が降りはじめたのでさくっと撮ったのですが、こちらがソシンロウバイですね。
おっ、こちらは中が紅いけど、しっかりボケてしまいました。
また機会があれば、晴れた日に訪れたいですね。
さて、その日の午後のこと、提出物を届けて戻ろうとしていた時のことです。
行きに通ったときはオタフクナンテン(お多福南天)が真っ赤で綺麗だなと思っただけなのですが、帰りに通ると、赤い葉っぱに雨のしずくがいっぱいのっかっていました。
きらきら光って、とてもきれいです。
福山城のすぐそば、ふくやま美術館の前です。
はい、冬の黄色と赤色をお届けしました。