やっとぱらっと雨が降ったりもしましたが、こんなにじりじりと暑い日が続くと、毎日水遣りしていても、植物たちもどんどん枯れて行きそうになっています。そんな中で、半日陰の庭には、水遣りもしていないのに、ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)がまだ咲いていました。
そうして、草抜きした時に、抜かずにそのままにして置いた露草もやっと咲いていました。
お世話になっている方が昨年だったか、「つゆくさは、草抜きの時にもついつい抜けずにおいてるんですよ」と、聞いた言葉が耳に残っていて、私も真似してしまったのでしょうか。葉っぱは小さなバッタたちに食べられてしまっていますけれどね。
同じツユクサ科でも、こちらは紫露草(ムラサキツユクサ)、すこし前になりますが、五月の終わりに撮った写真です。
大きさも色合いも、咲く時期もずいぶん違うものですね。
ちっちゃい庭の露草は、半日陰のせいか、なかなか咲きません。毎日、ちゃんと見れてるわけではありませんけれど。
そういうわけで!?、訪問先に行く前にすこし時間があったので、昨年撮ったコンビニ近くの草地付近をのぞいてみました。
昨年は、アスファルトの端っこのわずかな土のところにも群落があったのですが、さすがにこの日照り続きの中では、咲いていないだろうと思ったのですが、咲いていました。
葉っぱはカラカラのところもありましたが、つゆくさもほんとうに逞しい植物ですね。
その横にはもっとたくましいエノコログサの群落です。
ほぼほぼアスファルトなんですけどね。
でもやっぱり、草地に咲いている方が元気がいいですね。
つゆくさ(露草)には、ご存じのようにいろいろな呼び名があります。つきくさ、蛍草(ほたるぐさ)、青花、帽子花(ぼうしばな)、「おうせきそう」とも読む鴨跖草(つゆくさ)、まだちゃんと調べてはいませんが、他にももっとあるかもしれません。この青は素朴でもとてもきれいで、昔から、真夏に心惹かれた人びとも多かったのではないでしょうか。私も、大昔の幼い頃も、眠い目をこすりながら毎日通った夏休みのラジオ体操の時も、この青の記憶は鮮やかなままです。
帰り道に見かけると、まだ夕方にもなっていないのに、しっかりしぼんでいました。
一日だけの「その日のうちにしぼむ花」、Dayflower 、処暑をむかえ、徐々にではありますが過ぎゆく夏を思いました。