週に一度、少し早い時間に終わる仕事があります。
帰り路、夕暮れより前の西日の射す時間帯に、山陽自動車道の広島東インターから広島高速1号線を通り、広島市内に戻ってきます。
晴れた日には、温品パーキングエリアの手前辺りから、遠くに、安芸の宮島を背に広島市内が一望出来、陽の射す瀬戸内の海がきらきらと金色に輝いているのを見ることが出来ます。
運転中だと、写真を撮ることは出来ないので、「いいものを見た」と毎回違う光る海を堪能しますが、今日は久し振りに、温品(ぬくしな)パーキングエリアにちょっとだけ立ち寄ってみました。
7月の豪雨災害で山陽道が遮断され、その後、大量の土砂に埋もれていた志和トンネルが復旧し、一部の区間が開通しました。が、日々、ものすごい大渋滞でした。今もあちらこちらで復旧と対策工事がなされてはいますが、高速道路を通るだけでまだまだ崩壊した爪跡があちらこちらにいくつも見受けられます。
温品パーキングエリア横の緑地も土砂が流れた痕跡はあるものの山茶花の花が何事もなかったように咲いていました。
道路側から見るよりも、少し見えにくいですが、ここからも広島市内を臨むことが出来ます。
今日はもやがかかり、海は金色というより、銀色に近いですね。
すぐ下が高速1号線、夜は広島市内の夜景がとても美しいところです。
遠くから見ると、ヤブツバキかと思いましたが、花の形、葉脈や葉の縁のギザギザから、山茶花に間違いないかなと思います。
花がまばらなのは、季節のせいか、豪雨のせいかわかりませんが、一輪がとても美しいなとしみじみ思いました。