いやあーいろいろあり過ぎてなかなかブログに辿り着けません。
それはさておき、前回、四月のスノーフレーク(鈴蘭水仙)の写真を探していたら、未掲載の四月の写真がいっぱいあり過ぎて…、もう季節は過ぎてしまったけれど、すこしだけお届けしてしまいますね。(…途中まで書いて放置していた記事です。。。)
四月半ばにはもうこれくらい、コバルトブルー色のヤグルマソウ(矢車菊)が咲いていました。
前にも触れたことがあるかと思うのですが、この花を見ると、どうしても人魚姫のことを思わずにはいられません。
今日も引用させていただきます。前回は新潮文庫さんの矢崎源九郎さんの訳を引用させていただきましたが、いろいろと調べてみると、私の古い古い記憶の中の文章は現代教養文庫の山室静さんの訳だと蘇ってきました。
海をはるか沖へ出ますと、水は一番美しいヤグルマソウの花びらのように青く、
またこのうえなく澄んでいます。
けれども、その深いことといったら、
どんなに長いいかり網でも届かないほど深くて、
その底から水の面まで届かせるには、
教会の塔をいくつもいくつもつみ重ねなくてはならないでしょう。
人魚たちが住んでいるのは、
そういう海の底なのです。
現代教養文庫「小さい人魚姫-アンデルセンの童話と詩-」山室静さんの訳より
どうやらこちらの訳も昔から頭に沁みついていて、どうしてもヤグルマソウと呼んでしまうようです。
一番美しいヤグルマソウの花びらは、さてどれでしょうか。
こちらは、先程の花ひらく10日前です。
こちらの写真だけ、以前、載せたのですが、見覚えのある方がおられますでしょうか。
ヤグルマソウの向こうには、
畑なので、白い大根の花なのでしょうか、いっぱい咲いています。
そして、そのむこうには、
遠く、桃の花ではないでしょうか。
ひと月半ほど、時を戻したお話でした。
…さぁーつづきをがんばろーっと。