みどりつながり…ということではありませんが、小さい頃から大好きだった大事な本の一つが「みどりのゆび」です。
その大昔は、まじめに自分の親指を押し付けて、そこにあるはずの種を見出して、何かの芽を出し成長させることが出来ないかと本気でこころみたほどです。
ご存じのように、「みどりのゆびをもつ」は特に欧米では代名詞のように使われていますね。
でも、大人になって久しい今となって思うのは「みどりのゆび」を持っているかどうかは、資質というよりも、どのくらい植物が好きか、どれほど細やかな植物の変化に気づけるかどうかだけかなと思ったりしてしまいます。
でも、「うちの会社はどんな植物をいただいてもすぐ枯れてしまうのよ」という会社に入っても、ついつい手入れにいそしんで、枯れそうな植物を復活させたり、次々と増やしたり(…時々は枯らすこともありましたが…)を様々な会社やいろいろな場所でやってきました。
残念ながら魔法をつかうことができない普通の人なのは確かですが、ひそかに「みどりをゆびを持つ人」のはしくれにはいるかなという自負は持っているのでした。
そして、いくつになっても、この世にはまだまだすごい奇跡や知らない魔法や尊いご縁がいっぱいあるのだと信じて疑っていないのも、ほんとうのことなのです。
「みどりのゆび」、確か植物でいくさをとめた…「チトは天使でした」というおしまいの一節を忘れることが出来ません。
もう少し落ち着いたら、何十年ぶりにか、絶対にまた読み返してみたい本の一つですね。