それはほんの十日ほど前のことです。
河津桜はもう満開を過ぎた頃でした。
蔓防が終わり、久し振りに、北東方面の訪問先に行きました。
二日ほど前に雨が降ってから陽気な日々となり、春が一気に増していました。
広島市内よりも少し遅れて梅が見頃を迎えていました。
北側はまだまだ蕾も多く見受けられます。
今年はあまり梅の花をじっくり愛でることができなかったので、帰りにまたちょこっと寄らせてもらいましょう。
通り過ぎる景色の端々に、青や白や桃色の草花が一気に咲いているのが目に留まります。うーん、やはり帰りに道草しないといけませんっ。
青の絨毯はオオイヌノフグリですね。
ホトケノザとナズナとハコベの周りにずっと青いじゅうたんが続いています。
木々の向こうに梅の木が見えます。
木々の手前に鳥が飛んできました。
ツグミでしょうか。
すぐにいなくなりました。
薺はまだまだ背高のっぽになりますね。
まだこんなに小さいのもいました。
青のじゅうたんの向こうに、ホトケノザの桃色じゅうたんです。
別名に「星の瞳」の名をもつ青い花、一日花なのに、いったいいくつ咲いているのでしょうか。
道路のそばの梅の木のところに戻りました。
美しい白の帳のようです。
以前見た番組「植物に学ぶ生存戦略」の中で「梅は雌しべのないニセモノの花をつくって華やかに見せることで、子孫を残すお客さんを引き寄せる戦略を取っている」とはじめて知りました。
雄しべのある花をみつけようとしたのですが、また、次回、またゆっくり見てみましょう。(来年かなぁ~)
お客さんたち、いっぱい集まってきています。
ここはホトケノザの絨毯ですね。
タネツケバナとヒメオドリコソウも咲いています。
絨毯のところはこんなにいっぱい。
梅の木の下あたりです。
一本だけ菜の花が咲いていました。
白い月が少し霞んでいた日のことでした。
またお会いいたしましょう。