昨年はなかなか良い写真が撮れた自転車置き場近くのハマユウ(浜木綿)さん、今年も近くを通り抜ける度に、いつか撮れたらと思っていましたが、なかなかお近付きになれず…、それでもこちらは七月末に走り寄った際の写真です。
昨年は七月半ばの雨上がりの日に、ちょっとばかり綺麗に撮れていたようです。
7月末の朝は残念ながら、あまり美しい花がありませんでした。でも、つぼみはまだまだいっぱいありますね。
すぐそばのタチアオイ(立葵)、日陰のせいかひょろひょろと弱々しく小さめの背丈ですが、二輪だけ、こんなにきれいな花が咲いていました。
やはり、同じアオイ科、オクラの花とも形はよく似ていますね。ある意味、アオイ科の花たちは真夏の象徴ですかね。
さて、ハマユウです。名前の通り、夕方に咲きはじめるそうです。前にも書いた気がしますが、夏の夜咲く花たちが白や薄黄色が多いのです。それは蛾のみなさんにみつけてもらうため、夜に受粉してもらうためですね。
この前も朝、撮ったものを載せましたね。
お隣の株は一輪だけ咲いていました。
またまた、すこし時間を遡って、ご紹介いたしましょう。
こちらは一週間ほど前の夕方です。
かなりフレッシュそうな…ひらいたばかりのような花が撮れました。
と、思ったら、もっとフレッシュな花がありました。
これこそひらいたばかりの花ですね。
ハマユウは浜風にも潮風にも強い、ものすごく丈夫な植物ですね。ということは排気ガスにも強いからなのか、幹線道路沿いに植えられているのをよく見かけます。
ちなみに、もう実が出来ていました。
調べてみると、このまるで玉ねぎのような実が熟すと、はじけて、まあるいコルク質の種が飛びだして、その種子が海の上をも何ヶ月も漂い続けて、遠くまで運ぶのだそうです…海が近ければの話ですが。
でもね、ハマユウの種子は水や土がなくても発芽できるので、自然の中では、砂や砂礫の上で発芽して、雨が降って周りに充分な水が供給されると、大急ぎで根を伸ばすのですって!!…なんという逞しさ、なんという戦略的な植物なのでしょう。
そこまではまったく知らなかったのですが、ここのわずかな土のスペースでも、たくさん株を増やしているのはそんな逞しさのおかげなのでしょう。
種子は机の上に置いていても発芽するらしいので、忘れなければ…ですが、また拾いに来てもいいかも、かもしれませんね。
さてさて、夏の植物たちはまだまだものすごい逞しいものがたくさんあります。
高速道路沿いにたくさん植えられている木槿や芙蓉もそうですが、特に夏になると何度も出会えるランタナもものすごく逞しいですね。
この間、紅色に近い濃い桃色のランタナと出会いました。
場所にもよりますし、茂り方も咲き方もまったく違いますが、ほぼ一年中くらい咲いているものも把握しています。いえいえ、ちっちゃい庭の紫のランタナもほぼ一年中咲いています。
こちらはこの間、アゲハ蝶にみつめられたときのものです。
…こっちを見ている気が…。。。
花の色が変化するのと、いっぱい種類があるのはほんとうにすごいですね。
これまでにも紹介した中から、昨年のものも含めていくつか探してみました。
おっと、こちらもちっちゃい庭のもの、
ちっちゃい虹と一緒のものもみつけました。
こちらは違う場所の紫のランタナです。
黄色いランタナ、
ついこの間のオレンジと黄色、薄桃色に変わり行く花です。
こちらは比較的よく見るピンクと黄色。
この日の空にはハーフムーンの上におっきなリボンと、空飛ぶおさかながいました。
そうして、この間出会ったオレンジから濃い桃色に変わるランタナです。
同じ株でもほんとうに色が変化していますね。
ランタナは熱帯・亜熱帯では広く野生化して、やっかいものになっているそうです。
この頃は、雑草地やアスファルトの隙間にも生えているのをよくみかけます。
日本でもこのまま亜熱帯化が進んでいくと、少し悲しいことですが、やっかいものになっていく可能性がありますね。
公園に咲いていました。
以前のデータを探しまくっておりましたら、昨年の七月に撮ったハマユウの写真が出てきました。
こちらはつぼみがまだ全く出ていない頃ですね。
やはり、夕方のようです。
ハマユウはもっと綺麗なものを来夏に撮れればいいですね。
夏の花、カンナや百日紅もとても気になっている場所があるのですが…、それも、いつかお届けできたらいいですね。