さて、この木は何の木でしょうか。わかりますかね。
あまり、自信はなかったのですが、もしかしたらと思っていたら、名札がついていました。
正解!!、トチノキ(栃の木)でした。
栃餅が美味しいですよね。栃の実がついているのかと探しましたが、みつけることは出来ませんでした。あとで、調べてみると、栃の実は熟すと早々に木から落ちて、拾うことが出来るのですね。栃の実ひろいはしたことがないので、知りませんでした。でも、栃の実はあくが強いのでそのままは食べることが出来ません。
あく抜きにはかなりの手間と時間がかかるというのは何となく知っていましたが、調べれば調べるほど、気の遠くなるような手間暇をかけなければならないということを知りました。健康効果も高いそうなので、また栃餅をみつけたら、食べたいなと改めて思いました。
さて、こちらの立派な木は何の木でしょう。
木肌にも特徴がありますね。葉っぱはこちらも美しい薄黄緑色です。
そう、こちらは辛夷(こぶし)の木ですね。
背が高いので、上手く撮れませんでしたが、赤い小さい実がなっていました。
調べてみると、熟す前はもう少し連なっているようですし、わずかしか残っていなかったので、もしかしたら、鳥さんに食べられたのかもしれません。
そうして、こちらは、さらに上手く撮れませんでしたが、ネコヤナギの芽に似たようなものが…こちらはもしかしたら、花芽ではないでしょうか。
この秋の暖かさのせいか、これから咲くのかどうかわかりませんが、葉と実と花芽と、少し色づいた葉となかなか見られない共演ではないかと思われました。
立派な辛夷の木、早春には花いっぱい咲かせることでしょう。
はい、ここは昨日、赤くなった紅葉をお伝えした「駿府匠宿」です。
もうすこし紅葉だよりです。
このあと、最後の視察先に行きました。
こちらは、予約すれば、一般の方も見学可能なので、ご紹介します。
ガイアフロー静岡蒸溜所に行きました。
静岡の地で、素晴らしいウィスキーをつくるというビジョンでゼロからスタートされ、2014年に会社を設立され、2016年から製造をはじめられました。
静岡駅から車で40分くらい、山々に囲まれた自然豊かな場所にあります。
今ではたくさんのメディアにも取り上げられ、世界的に知名度が上がっているそうで、プライベートカスク(樽のオーナーさん)も、申し込みが難しくなっているそうです。
見学ツアーはこちらからひと月前から予約可能です。
とてもとても奥が深いウイスキーの世界ですが、原料はかなりシンプルでたったの3つです。
- 大麦麦芽
- 酵母
- 水
シンプルだからこそ、それぞれの質や調整がとても大事になってくるそうで、試行錯誤や研究を積み重ねられ、自然に恵まれた静岡の地で育くんで行かれているのですね。
ウイスキーの発酵槽の四つはアメリカの松の木で造られ、残り一つは静岡の杉の木で造られたものだそうです。
こちらが1階の部分、製造工程を詳しくわかりやすく説明してくださいます。
先程の発酵樽の上の部です。発酵槽は空の状態だと乾燥して隙間が空くので、使っていないものは水が張ってありました。
あとで、見せていただいた…入っているものはぶくぶく発酵していました。
つづいて麦芽粉砕を説明していただきました。
ウイスキー製造に欠かせない麦芽(モルト)を作る工程。
発芽させた大麦を乾燥させて成長を止めたものがモルト、乾燥させる燃料に泥炭(ピート)を使用することにより、独特のスモーキーフレーバーが生まれるそうです。
これがモルトです。
輸入されたモルトは、こちらのセパレーターというマシンを使って、小石やゴミなどの異物を取り除きます。モルトには、異物が混ざっていることもあり、そのままモルトミルにかけると故障の原因となる為、このセパレーターで異物を取り除きます。
こちらがモルトを粉砕する年代物のマシンで、歴史ある軽井沢蒸溜所より移設されたそうです。なんとネットでの落札!!、もう造られていないので、落札できてほんとうによかった。でも、設置まではたいへんなご苦労があったそうです。
異物を取り除かれたモルトは、こちらで3種類の細かさに粉砕されます。
粉砕前のモルトと、荒いもの、中くらいのもの、粉のものに分別し、この割合を調合して最高の比率としたそうです。
モルトを細かく砕き、そこに温水を加えてお粥状にし、モルトに含まれるデンプンを糖類に変えて、それを濾過し麦汁を作る工程になるのだそうです。(ざっくりなので、詳しくはガイアフローさんのページをご確認ください。)
こちらが糖化層、中をのぞくことができます。仕込みで作られた麦汁に酵母を加えて発酵させます。酵母は麦汁の糖を分解して、アルコールと炭酸ガスに変化します。
裏側の窓で、麦汁の層に分かれているのも見せていただきました。
いよいよ蒸留です。
ポットスチル(蒸留機)を使い、ウォッシュを2回蒸留、アルコール分を抽出し、凝縮するそうです。
軽井沢ウイスキー蒸留所から移設した初留釜と、スコットランド製の薪の直火による初留釜、そして同じくスコットランド製の再留釜を駆使して、数種類の違ったタイプのニューポットを造っておられます。
そして、古い樽の中で、最低三年は眠り、熟成されます。
こちらは、すべてオーナーさんがおられる樽ですね。
さあ、お待ちかね、バーで試飲できます。
いえね、はっきり言ってよくわかりません。でもね、ストレートでちょっぴりいただくとスモーキーな木や独独の香りと余韻がぶぁーと広がりました。ほんとですよ。
一日目は見えなかった富士山がこの日は素晴らしい雄姿を見せてくれました。
移動中も、あちらこちらで見える富士山、見るだけで嬉しくなります。
こちらは日本平ホテルからの富士山です。
ガイアフローさんでもたいへんお世話になりました。ほんとうにありがとうございました。(素人なので、もしも記事の中でまちがった表記があればお許しくださいね。)
まだまだ盛りだくさんでしたが、気ままなに思いつくままのブログ…、順を追ってご紹介することもなく、申し訳ありません。
実は明日迄の宿題に追われている連休です。もうひと頑張りしますね。
でも、ほんとうに静岡は良いところです。なかなか奥深いです。
是非お出かけくださいね。