二日ほど、静岡に行ってきました。
視察させていただいた会社の社長さんにほんとうにものすごいお世話になり、なかなか見に行けないところやなかなか食べに行けない場所にたくさん行かせていただきました。みなさまのおかげで無事終わって感謝でいっぱいです。
さて、あまりに濃い、学ぶことの多い二日間でしたが、二日目のお昼はとろろ汁で有名な丁子屋さんに行きました。
店内は歴史あるものがいっぱいでしたが、席に着くと天井には歌川広重の東海道五十三次の浮世絵が飾ってありました。
たいへん申し訳ないのですが、有名なお店ということくらいで、何の基礎知識もないまま、美味しいとろろ汁を堪能しました。
(ちゃんと麦ごはんにかけたところを撮ればよかった。)
基本の丸子(まりこ)定食です。麦ごはんはおひつでいっぱい出てきますが、おひつもおかわりできます。
こちらは揚げとろです。その他、おかべ揚げもおいしくいただきました。
美味しくいただいた後になって、ちゃんと!?学習しました。
こちらのお店は茶屋として戦国時代、豊臣秀吉の頃からの歴史があり、江戸時代には東海道の丸子宿(鞠子宿)としてとろろ汁が有名だったそうです。
芭蕉の句「梅若菜 丸子の宿の とろろ汁」や、十返舎一九の「東海道中膝栗毛」で丸子の名物として記され、そして歌川広重の浮世絵の中でも最も有名な保永堂版で「名ぶつ とろろ汁」の看板を掲げた丸子の茶屋がここなのですね。知らないままいただいてたいへん失礼いたしました。
こちらは店内にある本物の浮世絵です。
他にも本物をいっぱい拝見させていただきました。
時間があったので、すぐ近くの駿府匠宿にも寄っていただきました。
今秋はじめてもみじの紅葉にも出会いました。
丁子屋さんの売店で、むかご羊羹を購入した際に、お店の方から「むかご(零余子)は自然薯よりさらに栄養価が高いので、今、さらにむかごを使った商品を開発中なんですよ」とお聞きしました。
丁子屋さんを出て少し歩いたところで、失礼ながらかわいらしいおばあちゃんが柿やらむかごやらを売っておられました。
ついついむかごを200円で買ってしまいました。
今日のお昼はむかごごはんを炊いてみました。ちっちゃいむかごもおっきいむかごもありましたが、何とも言えずほくほくと香ばしくおいしくいただくことができました。
秋深まる中、いろいろな出会い…また少しずつ報告できればと思っています。