この間のニワゼキショウの群生地の横を通った時に、ちょうど雨があがったので、少しだけのぞいてみました。
草むらも雨粒がいっぱい残っています。
草むらは前よりもっとぬかるんで、あまり近くまで行くことは出来せんでしたが、道端近くのニワゼキショウの花はぎゅっと閉じていました。
この間の晴れた日とぜんぜん違う姿ですね。
晴れた日は空に向かって花びらをめいっぱい開き、、、
雨の日は大粒の雨に負けないように、ぎゅっと閉じたとんがりぼうしに大変身します。
ずっと向こうにはひらいたままのシロツメクサいっぱい咲いてました。
そして、反対側の道路脇に、野いばらが集まって咲いているところがありました。
ノイバラ(野茨)とも野ばらともいう日本の野ばらの山野に自生する代表的な品種だそうです。
一重の咲きたての花のおしべは黄色の花粉です。
この花を見ると、ついこの歌を口ずさんでしまいます。
野中のばら
- 童(わらべ)はみたり 野なかの薔薇(ばら)
- 清らに咲ける その色愛(め)でつ
- 飽かずながむ 紅(くれない)におう
- 野なかの薔薇
ゲーテの詩 近藤朔風の訳の一つ
上の方は陽当たりが良いせいか、いっぱい咲いていました。空もだいぶ明るくなってきました。
野の花の強さを想う、雨上がりのニワゼキショウと野ばらとの出会いでした。